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人の褌で相撲を取った !? 「美しい顔」

2018.7,5(木)



 今朝、テレビを見ていてビックリした。

  あの北条裕子氏の小説「美しい顔」に盗作・剽窃疑惑が浮上しているとのこと。ああ、サッカーに熱を上げている最中の出来事だあ、まったく気づかなかったーーー。

  
 氏は群像新人文学賞(講談社)を受賞し、副賞50万円も受け取り、今は芥川賞候補作家として誌上に顔を何種類か露出している(目がくりくり大きく、可愛らしい顔つきのお嬢さん)。

 正直なところ、「やっぱり」という思いだった。私は前に書いた記事の中で「既読感がある」「ノンフィクション分野の読書感想文みたい」と述べているが、この腐れ勘はほぼ当たっていた。

 「小説家わかつきひかるのブログ」を読ませていただくと、文章表現の類似が、なんと五冊十数カ所あるという。それでも講談社は著作権法にかかわる盗用や剽窃などには一切あたりません、と述べているという。人の褌で相撲を取ったことについての法律に関することはわからないが、こういう評判が世の中を駆け巡ったことじたいがこの作品の終焉を告げたと同じことだと思った。私のような純文学が何か、小説が何かを知らない人間に、「どこかで読んだことのある文章だあ」と思わせたところで既につまずいていた作品なのかもしれない。

 あーあ、結局、ノンフィクション分野の読書感想文じゃん
 
 もう一度前のブログ記事と同じことを言ってしまうが、北条氏の作品を褒めちぎった「群像」の選考委員、読書感想文とか読んだことないんだろうね。中高生の文章のほうが勢いがあってよっぽど生きていることを知らないね。小説しか読まないから、こんなことになる。北条氏の盗作・剽窃の汚名は生涯消せないよ、気の毒だけど。そしてそのことよりも、それを褒めちぎって選考してしまうような選考委員は、即刻総入れ替えしたほうがいいと思うけど、どうでしょう?

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